桂川町のこれから

桂川町の基本構想

桂川町の基本構想

 

桂川町の人口ビジョン(令和3年改訂版)

 

国の長期ビジョン及び現状での将来人口推計や分析などから、本町が活力ある持続可能な地域であり続けるために必要な人口として、国立社会保障・人口問題研究所及び日本創生会議の将来人口推計の2060年将来人口である7,966人に、本町地方創生の各施策効果による2060年までに増加人口として2,421人以上の改善目標を加えた10,387人以上を本町人口の将来展望とします。

 

【長期的展望】

  • 2060年に総人口10,387人以上を維持
  • 若い世代の定住化を図り、高齢化率を低下させ、人口構造の若返りを目指す

【改善目標】

  • 自然動態は、子育てしたいと思える環境を充実させ、『出生率の上昇』を目指します。
  • 社会動態は、良好な住・教育環境の維持、向上を図り、若い子育て世代などの『転入増・転出減に伴う人口増の維持』を目指します。

 

第2期桂川町まち・ひと・しごと創生総合戦略

桂川町総合戦略の方向性

本町が持つ地勢や環境、歴史などの強みを、本町総合戦略では効果的に生かす取り組みを行っていきます。

 

(1)本町の強み

1JR桂川駅から博多駅まで約30分

JR桂川駅から福北ゆたか線快速電車で博多駅まで約30分で行くことができる。
桂川駅からは、電車内も比較的すいており、福岡都市圏への通勤・通学に好条件!

 

2自家用車を利用すると交通の便は良い!

本町は、福岡県の中心部に位置しており、本町を通る国道200号や国道201号八木山バイパスにより、県内何処へでも約1時間程度で行くことができる。

 

3大きな病院が近くにあり、かかりつけ医療機関も豊富で安心!

本町から車で10~20分圏内に、麻生飯塚病院や済生会飯塚嘉穂病院、飯塚市立病院など地域医療の基幹となる総合病院があり、また町内にも医院・診療所が6か所、歯科5か所と日常の健康維持に必要な、かかりつけ医療機関も充実している。

 

4家賃、地代が近隣都市部市町と比較して安い!

住宅地の平均価格が近隣都市部の市町よりも安く、多様でゆとりのある住宅の選択が可能である。

 

5内陸部に位置することから自然災害が少ない!

町内の大部分が平たんな地形で、遠賀川など河川の上流部にあたることから、水害等自然災害が少ない。

 

6程よい田舎で、自然に触れる環境がある!

本町は緑豊かな田園風景のあるまちで、南部には本町最高峰「弥山岳(377m)」を含む都市公園「湯ノ浦森林公園」が広がっている。また、町民の憩いの場として王塚古墳公園や寿命公園をはじめ、町内各地域に児童公園などが多数ある。

 

7誇れる史跡や文化財がある!

本町にある国指定特別史跡「王塚古墳」に代表されるように、古から住みよい地域として人々が暮らしてきた証となる史跡や価値ある文化財が多数点在している。

 

 

(2)本町総合戦略の目指す将来像

本戦略では、人口ビジョン(令和3年改訂版)の将来展望「2060(令和42)年に総人口10,387人以上を維持」を実現するため、今後5年間で「社会増減の改善」や「若い世代の移住・定住化」、「出生率の向上」に効果の高い、重点的に取り組むべき施策・事業を位置づけます。

社会増減の改善、若い世代の移住・定住化の推進に向けては、町内での住環境や子育て・教育環境の充実など魅力を高めるまちづくりを進めます。それとともに、進学・就職のため町外に転出した若者のUターンや、新しく世帯を形成する時期や住宅を取得する時期などに、できるだけ多くの人に居住地・定住地として本町を選択してもらえるようにします。それにより、わずかに転出超過となっている状態を是正し、社会増減を5年間でプラス350人に改善することを目指します。

出生率の向上に向けては、結婚・出産・子育てなどにおける不安や問題を取り除き、希望する人が安心して子どもを産み育てられるようなまちづくりを進めます。それにより、現状で1.49の合計特殊出生率を、2025(令和7)年の本町人口ビジョンにおける目標値である1.70まで向上させるために、この5年間で子育て世帯が50世帯以上増となることを目指します。

また、本町のまちづくりの様々な分野における課題に関して、Society5.0などの最新技術の活用などの検討を行い、町民の暮らしをより快適にできる取り組みを推進します。

 

総合戦略の基本目標(4本の柱)

 

本町総合戦略では、以下の4つの基本目標(4本の柱)に沿って、「まち」「ひと」「しごと」の創出、及び町の「個性」の発揮につながる地方創生の取り組みを実施していくこととしています。

 

基本目標Ⅰ 定住促進プロジェクト ~笑顔ある「まち」の創出~

桂川町では、福岡都市圏(博多駅)まで電車で約30分という利便性を活かしたまちづくりが重要な課題となっています。

そこで、総合戦略の第1の柱として、住む人の笑顔あふれる「まち」の創出を目指して、定住促進プロジェクトに取り組みます。

 

基本目標Ⅱ 教育プロジェクト ~希望ある「ひと」の創出~

桂川町では、子育て世代の定住につながる、地域資源を活かした魅力ある教育環境・子育て環境づくりが重要な課題となっています。

そこで、総合戦略の第2の柱として、次の世代を担う希望に満ちた「ひと」の創出を目指して、教育プロジェクトに取り組みます。

 

基本目標Ⅲ 産業プロジェクト ~活気ある「しごと」の創出~

桂川町では、地場産業の発展や働く場の確保につながる、収益を生む特産品の開発や地域に密着した生活産業の創出が重要な課題となっています。

そこで、総合戦略の第3の柱として、町に新たな活力をもたらす「しごと」の創出を目指して、産業プロジェクトに取り組みます。

 

基本目標Ⅳ 王塚プロジェクト ~魅力ある「個性」の発揮~

桂川町では、町の特性を活かした取り組みとして、国の特別史跡である「王塚古墳」の魅力を発信し、新たな人の流れをつくることが重要な課題となっています。

そこで、総合戦略の第4の柱として、王塚古墳の魅力を活かした町独自の「個性」の発揮を目指して、王塚プロジェクトに取り組みます。