町長の日記
日記一覧 |

記念誌と町誌
久しぶりに平成26年3月に閉校した泉河内小学校の「閉校記念誌」を手に取りました。記念誌には、学校の生い立ちや子どもたちの様子、先生方の熱い願い、卒業生の懐かしい思い出、母校への感謝の言葉などが満載されています。また、古い写真も多く、高齢者の小学生時代の面影を微笑ましく堪能できるように作成されています。裏表紙の写真は、『至誠動天』と刻まれた石柱門です。幕末の長州藩士・吉田松陰の言葉で、「まごころをもって事にあたれば必ず好結果がもたらされる」と記されています。また、寄稿文を読み返しますと、当時の想いが息づいているように感じられ、式典では涙が止まらないほど感傷的になったことを記憶しています。
桂川町では、現在「桂川町誌」の編さんに取り組んでいます。町誌の編さんに当たっては、史実に基づき忠実に町の歴史を紡いでいくことが求められます。記念誌と町誌は制作目的や手法において違いがありますが、歴史を語り継ぐという点においては共通するものがあります。町の歴史の移り変わりとそこで暮らしてきた人々の息づかいが感じられるような町誌にしたいものです。情報の提供や取材の協力等についてよろしくお願いいたします。
桂川町長 井上 利一
日記一覧 |