町長の日記
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王塚装飾古墳館のこと
昨年4月の火災発生後から休館していた王塚装飾古墳館が1年4カ月ぶりに再開館の運びになりました。この間、多くの皆様にご迷惑やご心配をおかけしましたことをお詫びいたしますとともに、復旧工事に際しまして、温かいご支援ご寄附等を賜り心から感謝申し上げます。国指定特別史跡「王塚古墳」の資料館として平成6年秋に開館した王塚装飾古墳館は、私にとっても特別な想いがあります。それは、計画から建設、開館まで担当職員として直接関わってきたからです。
思い返せば、いくつもの難題にぶつかりました。基本構想からの計画変更や建設場所の用地買収などもありましたが、特に、施設のメインである石室の展示方法について大きな問題に直面しました。石室製作は国立歴史民俗博物館(千葉県)の白石太一郎先生の指導を仰ぎ、原寸大の発見当時を再現しました。しかし、展示設計では平面的な場所に設置し正面から観察するという案で、これでは古墳の雰囲気が生かされないことから、床から地下に潜るような体感を大事にすることを提案。ところが、この案を実現するためには石室の一部カットが必要と言われ、悩んだ末の解決策が石室内の床を下げることでした。
王塚古墳は、町のシンボルとして「保存と活用」に取り組むことが大切だと考えています。
桂川町長 井上 利一
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