小児の予防接種(個別接種)

平成28年10月1日からは、B型肝炎ワクチンが定期の予防接種に位置づけられました。概要については、下記のとおりとなります。
B型肝炎について
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが血液を介して感染することにより起こる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスへの感染は、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。無症状キャリアとして何事もなく過ごす人もいれば、肝硬変や肝がんなど命に関わる病気になる人もいます。ワクチンを接種することで、体の中にB型肝炎ウイルスへの抵抗力(免疫)ができます。免疫ができることで、一過性の肝炎を予防できるだけでなく、キャリアになることを予防し、まわりの人への感染も防ぐことができます。※予防接種を受けても、お子さんの体質や体調によって免疫ができないことがあります。
対象者 | 生後2月〜1歳の誕生日の前日までの者。 ※母子感染予防のために抗HBs人免疫グロブリンと併用してB型肝炎ワクチンの接種を受けている場合は健康保険が適用されるため、定期接種の対象とはなりません。 |
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標準的な接種期間 | 生後2月から生後9月に至るまでの期間。 |
接種回数 | 3回接種。 |
接種間隔 |
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経過措置 | 平成28年4月1日以降に生まれたお子さんが、平成28年10月1日より前に自己負担でB型肝炎ワクチンを接種していれば、すでに当該定期接種を受けたものとみなします。残りの回数分を定期接種として接種してください。 (予防接種法に基づく健康被害救済制度は平成28年10月1日以降の接種が対象となります。) |
注意事項 | ○1回目の接種から3回目の接種を終えるまでには、おおよそ半年間かかります。 |
B型肝炎ワクチンの接種間隔

平成26年10月1日からは、水痘(水ぼうそう)予防接種が定期予防接種に位置づけられました。概要については、下記のとおりとなります。
水痘について
水痘・帯状疱疹ウィルスによる急性感染症で、主に空気感染(口や鼻からウィルスを吸い込む)します。潜伏期間は10日〜20日(通常13〜17日)で、発疹(最初は斑点状紅丘疹でその後水庖となる)と軽度の発熱を伴って発病します。まれに重症化(脳炎や膿痂疹)することもあります。このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、接種日翌日から27日以上の間隔(接種日から4週後の同じ曜日から接種可能)をあける必要があります。なお、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
対象者 | 1歳から3歳の誕生日の前日までの者。 |
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接種回数 | 2回接種。 |
接種間隔 | 1回目の接種から3月以上経過してから接種する。 標準的には1回目接種後6月から12月まで経過した時期に接種。 |
注意事項 | ○既に水痘にかかったことがある者は定期接種の対象となりません。 ○接種履歴の確認が必要です。必ず母子健康手帳をご持参ください。 |

令和5年4月1日から、接種対象者が生後3月からが生後2月からに変わります。
平成24年11月より、従来の三種混合予防接種(ジフテリア・百日せき・破傷風)と不活化ポリオワクチンに代わり、新たに四種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)が導入されました。
四種混合ワクチン予防接種について
百日咳、ジフテリア、破傷風およびポリオ(急性灰白髄炎)の予防を行うための予防接種です。それぞれのウイルスを不活化させ、混ぜ合わせたワクチンです。・ジフテリア
ジフテリア菌の感染症で主に喉ですが、鼻にも感染します。犬の鳴き声のような咳、嘔吐などの症状で偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発症から2〜3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起すことがあるため注意が必要です。
・百日せき
普通の風邪のような症状から始まります。(熱は通常出ません。)続いて咳がひどくなり、顔をまっ赤にして連続的に咳き込むようになります。咳のあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。乳幼児はせきで呼吸ができず唇が青くなること(チアノーゼ)や、痙攣が起きる、あるいは突然呼吸が止まってしまうことなどがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こしやすく、新生児や乳児では命を落とすこともあります。
・破傷風
土の中にいる破傷風菌が傷口などから体内に入ることによって感染します。最初は口が開かなくなるなどの症状から全身の痙攣を起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもある病気です。土の中に菌がいるため感染する機会は常にあります。
・ポリオ(急性灰白髄炎)
ウイルスが口から入って喉や小腸で増え、増えたウイルスが便中に排泄され、また人の口に入り抵抗力を持っていない人の腸内で増えることで人から人へ感染します。 ウイルスが血液を通じて脳、せき髄へ感染が広まり麻痺を起こすことがあります。またかぜ様の症状や発熱、頭痛、嘔吐があらわれます。
対象者 | 初回:生後2月から生後90月に至るまでの間にある者。 追加:初回(3回)接種終了後から生後90月に至るまでの間にある者。 |
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標準的な接種年齢 | 初回:生後2月に達した時から生後12月に達するまでの期間。 追加:1期初回(3回)接種後12月に達した時から18月に達するまでの期間。 |
接種回数と間隔 | 初回:20日以上あけて3回。(標準的には20日から56日までの間隔をおいて3回) 追加:初回接種終了後6月以上あけて1回。(標準的には初回接種(3回)終了後12月に達した時から18月に達するまでの間隔をおいて1回) |

これまで四種混合(DPT-IPV:ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)とヒブ感染症(Hib)の2本を接種することで予防できていた感染症が、令和6年4月1日から五種混合(DPT-IPV-Hib)の1本で予防することができます。
令和6年4月1日以降にジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブワクチンの接種を開始する場合は、五種混合ワクチンの接種が基本となります。
ただし、すでに四種混合ワクチン、ヒブワクチンの接種を開始している人は原則として同一ワクチンで接種を完了させることとなりますので、引き続き、四種混合ワクチンとヒブワクチンの決められた回数を接種してください。
対象者 | 生後2か月から7歳6か月未満 |
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接種回数 | 4回接種 |
接種回数 | 接種間隔・接種方法 | |
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初回接種 | 3回接種 | 20日以上の間隔をおいて3回接種 標準的には、生後2か月から生後7か月に至るまでに接種を開始し、20日から56日までの間隔をおいて3回接種。 |
追加接種 | 1回接種 | 初回接種終了後6か月以上の間隔をおいて1回接種 標準的には初回接種終了後から6か月から18か月までの間隔をおいて1回接種。 |

ジフテリア・破傷風について
・ジフテリア
ジフテリア菌の感染症で主に喉ですが、鼻にも感染します。犬の鳴き声のような咳、嘔吐などの症状で偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発症から2〜3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起すことがあるため注意が必要です。
・破傷風
土の中にいる破傷風菌が傷口などから体内に入ることによって感染します。最初は口が開かなくなるなどの症状から全身の痙攣を起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもある病気です。土の中に菌がいるため感染する機会は常にあります。
対象者 | 11歳〜13歳未満。 |
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標準的な接種年齢 | 11歳に達した時から12歳に達するまでの期間。(小学校6年生) |
接種回数 | 1回。 |

BCGについて
BCGとは、「結核」を予防する注射です。結核は生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症や結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残すこともあります。BCG予防接種は乳幼児の重篤な結核の発症予防に効果があります。このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、接種日翌日から27日以上の間隔(接種日から4週後の同じ曜日から接種可能)をあける必要があります。なお、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
・BCG接種後の接種部位の変化
BCG接種後10日頃から接種部位に赤いポツポツができ、膿をもつことがあります。
これは接種後1ヶ月で最も強くなります。その後は、かさぶたができ、接種後3ヶ月頃には治り、小さな跡が残るだけになります。これは副反応ではありません。そのまま普通に清潔を保ってください。
<BCG予防接種特有のもの>
副作用としては、接種した側のわきの下のリンパ節がまれにはれることがあります。通常は放置して様子をみてかまいませんが、下記の症状がでた際は、医師に診てもらってください。
●接種部位がただれておおきくはれる。
●化膿して自然にやぶれてうみが出る。
●一度治ったあとにまた炎症をおこした。
●接種部位の変化が接種後3ヶ月を過ぎても治らない。
●接種1〜10日後に接種部位が赤く腫れ、化膿する。
(結核にすでにかかっていた場合に起こるコッホ現象といいます。)
対象者 | 生後1歳に至るまでの間にある者。 |
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標準的な接種年齢 | 生後5月〜生後8月に達するまでの期間。 |
接種回数 | 1回。 |

風しん麻しんについて
・麻しん
麻しんウイルスによる重い感染症です。発熱・咳・鼻水・目ヤニ・発疹が主な症状で、肺炎・中耳炎・脳炎などの合併症が起こることがあります。
・風しん
発疹・発熱・頸部リンパ節腫脹が主な症状で、血小板減少性紫斑病・脳炎などの合併症が起こることがあります。
・MR予防接種
「麻しん」と「風しん」を予防する注射で、麻しんウイルスと風しんウイルスを弱毒化した混合生ワクチンです。
予防接種を受けることで、麻しん・風しんにかからないようにしたり、かかっても重症化しないようにすることができます。
※麻しん又は風しんにかかったことがあるお子さんが、このワクチンを接種しても差し支えありません。
ガンマーグロブリン製剤の接種を受けたことがあるお子さんは、かかりつけ医と相談してください。
対象者 | 1期:生後12月から生後24月に至るまでの間にある者。 2期:5歳以上7歳未満で、小学校就学前の1年間。(年長児) |
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接種回数 | 1期:1回。 2期:1回。 |

日本脳炎について
日本脳炎ウイルスの感染によって起こる中枢神経(脳や脊髄など)の疾患で、東アジア・南アジアにかけて広く分布しています。ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカ(水田などに発生する蚊の一種)などがヒトを刺すことによって感染します。日本脳炎はウイルスに感染しても症状が現れずに経過する場合(不顕性感染)がほとんどですが、発症した場合20〜40%が死亡に至る病気です(過去には、100人から1000人の感染者の中で1人が発病すると報告されています)。
症状が出る場合、6〜16 日間の潜伏期間の後に、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などが現れ、引き続き急激に、光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、けいれんなどの中枢神経系障害(脳の障害)を生じます。
このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、接種日翌日から6日以上の間隔(接種日から1週後の同じ曜日から接種可能)をあける必要があります。なお、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
対象者 | 1期初回:生後6月から生後90月に至るまでの間にある者。 1期追加:生後6月から生後90月に至るまでの間にある者。(1期初回(2回)接種終了後6か月以上あけて) 2期:9歳から13歳未満の者。 |
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標準的な接種年齢 | 1期初回:3歳に達した時から4歳に達するまでの期間。 1期追加:4歳に達した時から5歳に達するまでの期間。 2期:9歳に達した時から10歳に達するまでの期間。 |
接種回数と間隔 | 1期初回:6日以上の間隔をおいて2回。(標準的には6日から28日までの間隔をおいて2回) 1期追加:1期初回(2回)接種終了後6月以上経過した時期に1回。(標準的には1期初回(2回)接種終了後おおむね1年を経過した時期に1回) 2期:1回。 |
※日本脳炎予防接種について
平成7年4月2日〜平成19年4月1日までの間に生まれたお子さんは、20歳未満までの間、1期・2期分を定期の予防接種として、無料で接種できます。まずは、母子健康手帳で、接種回数を確認ください。
- 1期接種を一度も接種していない場合は、通常の1期のスケジュールに沿って接種してください。
- 1期初回接種・1期追加接種が不足している場合は、接種医と相談の上、残りの回数の接種をしてください。
- 2期接種は、1期接種を終えた9歳以上で接種してください。

ヒブ(インフルエンザ菌b型)について
ヒブとは、「ヘモフィルスインフルエンザ菌b型」という細菌のことです。冬に流行するインフルエンザの原因となる「インフルエンザウイルス」とは全く別のものです。このヒブという細菌が、人から人へ飛沫感染し、鼻やのどに保菌され、これが病原菌となり、肺炎や喉頭蓋炎、敗血症などの重篤な全身性疾患を引き起こします。なかでも髄膜(脳や脊髄をおおう膜)に感染するヒブ髄膜炎は最も頻度が高く、予後が悪い病気です。多くの場合は、生後3か月から5歳になるまでの子どもたちがかかります。特に2歳未満のお子さんに最も多いので、注意が必要です。毎年全国で約600人の乳幼児がヒブ髄膜炎にかかっています。
このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、6日以上の間隔(接種日から1週後の同じ曜日から接種可能)をあける必要があります。なお、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
対象年齢 | 生後2月〜5歳誕生日の前日。 |
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開始時期・回数・間隔 | ○接種開始が生後2月〜7月に至るまでの場合 合計4回。(初回3回と追加1回) 【初回接種】 1歳に至るまでに27日(医師が必要と認めた場合には20日)以上の間隔で3回。(標準的には1歳に至るまでに27日(医師が必要と認めた場合には20日)から56日までの間隔で3回) 【追加接種】 初回接種終了後7月以上の間隔で1回。(標準的には7月から13月までの間隔をおいて1回) ※初回2回目・3回目の接種は生後12月に至るまでに行うこと。それを超えた場合は行わないこと。この場合の追加接種は可能であるが、初回接種の最後の注射終了後、27日(医師が認めるときは20日)以上の間隔をおいて1回。 |
○接種開始が生後7月〜12月に至るまでの場合 合計3回。(初回2回と追加1回) 【初回接種】 1歳になるまでに27日(医師が必要と認めた場合には20日)以上の間隔で2回。(標準的には1歳に至るまでに27日(医師が必要と認めた場合には20日)から56日までの間隔で2回) 【追加接種】 初回接種終了後7月以上の間隔で1回。(標準的には7月から13月までの間隔をおいて1回)。 ※初回2回目の接種は生後12月に至るまでに行うこと。それを超えた場合は行わないこと。この場合の追加接種は可能であるが、初回接種の最後の注射終了後、27日(医師が認めるときは20日)以上の間隔をおいて1回。 |
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○接種開始が1歳〜5歳の誕生日の前日までの場合 1回のみで終了。 |

肺炎球菌について
肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる身近な菌です。普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちた時などに、いつもは菌がいないところに入り込んで、細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎などの病気を引き起こします。子どもの細菌性髄膜炎のおもな原因には、インフルエンザ菌b型(Hib:「ヒブ」と読みます)と肺炎球菌があります。この2つの菌が細菌性髄膜炎の原因の約80%を占めています。このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、接種日翌日から6日以上の間隔(接種日から1週後の同じ曜日から接種可能)をあける必要があります。なお、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
対象年齢 | 生後2月〜5歳誕生日の前日。 |
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開始時期・回数・間隔 | ○接種開始が生後2月〜7月に至るまでの場合 合計4回。(初回3回と追加1回) 【初回接種】 2歳になるまでに27日以上の間隔で3回。(標準的には1歳までに27日以上の間隔で3回) 【追加接種】 生後12月から生後15月に至るまでの間を標準的な接種期間として、初回接種後60日以上の間隔をおいた後であって、生後12月に至った日以降に1回。 ※初回2回目・3回目の接種は生後24月に至るまでに行うこと。それを超えた場合は行わないこと(追加接種は実施可能)。また初回2回目の接種は生後12月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は、3回目の接種は行わないこと(追加接種は実施可能)。 |
○接種開始が生後7月〜12月に至るまでの場合 合計3回。(初回2回と追加1回) 【初回接種】 2歳になるまでに27日以上の間隔で2回。(標準的には1歳までに27日以上の間隔で2回) 【追加接種】 生後12月以降に、初回接種終了後60日以上の間隔をおいて1回。 ※初回2回目の接種は生後24月に至るまでに行うこと。それを超えた場合は行わないこと。(追加接種は実施可能) |
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○接種開始が1歳〜2歳に至るまでの場合 合計2回。(初回1回と追加1回) 初回接種1回後、60日以上の間隔をおいて追加接種1回。 |
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○接種開始が2歳〜5歳の誕生日の前日までの場合 1回のみで終了。 |

令和3年11月に、専門家の評価により、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、積極的勧奨を再開することになりました。
また、接種勧奨の差し控えによって接種できなかった方のワクチン定期接種についても現在厚生労働省で検討がなされています。決定後、町の対応についてはお知らせいたします。
接種をお考えの方は、ワクチンの有効性やリスクを十分にご理解したうえで、接種についてご検討ください。
対象者 | 小学校6年生〜高校1年生相当の女子 |
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接種期間 | 12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日まで(接種期間を過ぎた場合は有料) |
接種スケジュール
種類 | 接種回数 | 接種間隔 |
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サーバリックス (2価) |
3回 | 1か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種。 ただし、この間隔で接種できなかった場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて1回接種。 |
ガータジル (4価) |
3回 | 2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種。 ただし、この間隔で接種できなかった場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種。 |
シルガード9(9価) | 3回 | 2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種。 ただし、この間隔で接種できなかった場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種。 |
2回 (9歳以上15歳未満) |
1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上間隔をおいて接種間隔を空け、通常6か月以上の間隔をおいて2回接種が可能。 なお、2回目の接種が初回接種から5か月後未満であった場合は3回接種すること。この場合、3回目の接種は2回目接種から少なくとも3か月以上間隔をおいて1回接種。 |
- 厚生労働省リーフレット「小学校6年生〜高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」(概要版)(PDFファイル:2,848KB)
- 厚生労働省リーフレット「小学校6年生〜高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」(詳細版)(PDFファイル:3,754KB)
HPVワクチンに関する通知(厚生労働省HP)外部リンク
HPVワクチンキャッチアップ接種(平成25年6月から令和3年11月までに接種する機会を逃した方へ)
- キャッチアップ接種とは
HPVワクチンは平成25年4月から定期予防接種となりましたが、副反応等の報告により、同年6月から令和3年11月までの間、国は積極的勧奨を差し控えていました。そこで、差し控えにより接種機会を逃し、未接種あるいは接種回数が不十分な方に対して公平な接種機会を確保するため、令和4年4月から令和7年3月までの3年間、無料で不足分を接することができるキャッチアップ接種を実施しています。
厚生労働省リーフレット「HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会をご提供します」(PDFファイル:503KB)
HPVワクチンについての関連リンク
厚生労働省ホームページ(外部リンク) - 対象者
桂川町に住民登録があり、HPVワクチンの3回接種が完了していない以下の対象者は無料で残りの回数分を接種することができます。
年度 生年月日 令和6年度 平成9年4月2日〜平成20年4月1日
- 対象者とならない方
- 上記の表の生年月日に当てはまらない方
- すでにHPVワクチンの3回接種が完了している方
- 実施期間
令和4年4月1日から令和7年3月31日まで
※令和6年度がキャッチアップ接種の最終の年です。接種は合計3回で、完了するまでに約6か月間程度必要です。年度内に接種完了するためには接種スケジュールを考慮して9月中には1回目を接種する必要があります。希望される方はなるべく早く接種しましょう。
年度 対象者生年月日 実施期間 令和6年度 平成9年4月2日〜平成20年4月1日 令和6年4月1日〜令和7年3月31日 - 接種回数
3回接種のうち未接種回数分(過去に1回また2回接種したことがある方は、同じ種類のワクチンを残りの回数分、接種できます。)
- 費用
無料(HPVワクチンは、2価(サーバリックス)と4価(ガーダシル)、令和5年4月1日以降は9価(シルガード9)が追加となります。)
- 持参物
健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなどの住所・年齢が確認できるもの
HPVワクチンの任意接種費用の払い戻しについて
HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、定期接種の機会を逃した方(キャッチアップ接種対象者)が、定期接種の年齢を過ぎて、任意接種として自費で接種した場合、桂川町が定める上限額の範囲内で払い戻しをいたします。以下の対象者項目すべてに該当し、払い戻しを希望される場合は健康福祉課健康推進係までご相談ください。- 対象者
- 令和4年4月1日時点で桂川町に住民登録がある方
- 平成9年4月2日から平成17年4月1日生まれの女子
- 定期接種の対象年齢(小学6年生〜高校1年生相当)の機関を過ぎてHPVワクチン(2価または4価)の接種を令和4年3月31日までに自費で受けた方(定期接種対象でない9価ワクチンは対象外です。)
- 申請期限
令和7年3月31日
【問合せ先】:健康福祉課健康推進係 電話番号 0948-65-0001

ロタウイルス胃腸炎とは?ロタウイルスワクチンとは?
ロタウイルス胃腸炎は、口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して起こる病気です。感染力が非常に強く、手洗いや消毒などをしっかりしても、感染予防をすることが難しいため、乳幼児のうちに、ほとんどの子供が感染します。下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢、嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあります。一生のうちに何度も感染するウイルスですが、初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響をおよぼすこともあり、注意が必要です。生後、すぐに感染する場合もあるので、発症を予防するためにも、ワクチンの接種は早い時期に完了させます。ロタワクチンについて(接種回数・間隔)
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で飲むワクチンです。効果や安全性に差はありませんがワクチンによって対象年齢・接種回数が異なります。原則として、途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。次の接種までの間隔は27日以上あけることが必要です。接種前の1〜2時間前までに授乳を済ませ少し空腹感があるほうがワクチン接種を受けやすいです。
ワクチン名 | ロタリックス | ロタテック |
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接種対象者 | 出生6週から24週 | 出生6週から32週 |
※どちらのワクチンも、生後2か月から出生14週6日までに1回目の接種をします。 | ||
接種回数 | 2回接種(27日以上の間隔をあける) | 3回接種(27日以上の間隔をあける) |
成分の違い | 生ワクチンは、弱毒ウイルスを感染させて、免疫をつけます。 | |
経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン(1価) 通常ヒトに感染する、ヒト由来ロタウイルスを弱毒化したウイルス(1種類) |
5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン(5価) 動物由来のロタウイルスに、ヒト由来ロタウイルスの遺伝子の一部を入れ替えて、ヒトに感染できるようにした弱毒ウイルス(5種類) |
|
接種後、 特に注意する事 |
どちらのワクチンも、接種後(特に1〜2週間)は腸重積症(後述)の症状に注意し、症状がみられた際には、すみやかに接種した医療機関を受診してください。 |
ロタワクチン予防接種を受けることができない人
●体温が37.5℃以上の場合。
●重篤な急性疾患に罹っていることが明らかな場合。
●本剤の成分によってアナフィラキシーをおこしたことがある人。
●腸重積症にかかったことがある人。
●先天性消化管障害を有する人。
●その他、医師が不適当と判断した場合。
ロタワクチン接種後の注意事項等
●接種後、30分以内は健康状態の変化に注意してください。
●接種後に吐き出した場合でも再度の接種は必要ありません。
●ワクチン接種後、便の中にウイルスが排出される場合がまれにあります。接種後7〜10日間はオムツ交換後、しっかりと手洗いをしてください。
●極めてまれに、アナフィラキシー症状がでることがあるといわれています。
●接種後1〜2週間の間は腸重積症の症状に注意する必要があります。症状としては「突然激しく泣く」「機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す」「嘔吐する」「血便がでる」「ぐったりして顔色が悪い」などがあります。
問い合わせ先
健康福祉課健康推進係(総合福祉センター内)
〒820-0693 福岡県嘉穂郡桂川町大字土居361番地
TEL:0948-65-0001/FAX:0948-65-0078 E-mail:kenko@town.keisen.fukuoka.jp