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古墳出土品
     
  100点を超える出土品  
     
   王塚古墳は昭和9年に発見されるまで未発掘の古墳であったため、豊富な副葬品の大部分が残されており、その数は100点を超えます。現存するものはすべて国の重要文化財に指定されています。

 
     
     
  【馬具】

 王塚古墳からは「鞍」「輪鐙」「杏葉(ぎょうよう)」などの馬具類が多く出土しており、その造りの緻密さ、豪華さは日本でも有数のものとされています。

 王塚古墳の石室に馬の絵が描かれていることも関連して、王塚古墳の出土品とし代表的なものです。
 
     
 
鐙 杏葉 轡(鏡板) 雲珠

(あぶみ)
杏葉
(ぎょうよう)
轡 (鏡板)
(くつわ)
雲珠
(うず)
 
     
     
     
  【鏡・装飾品】

 「変形神獣鏡」も王塚古墳の代表的な出土品の一つです。この裏面には鏡を包んでいたらしい麻のような布が付着しており、当時の人々の布地の材質を探る手がかりにもなっています。

 また、鏡とともに「管玉(くがたま)」「棗玉(なつめだま)」「切子玉(きりこだま)」「小玉」「耳環(みみわ)」「銀鈴(ぎんれい)」などの装飾品も出土しています。

 なかには、埋木(石炭)で作った玉などもあり、この地域独特のものとして興味深い出土品といえます。
 
     
 
装飾品 上段左より
土製丸玉、管玉、銀の鈴

下段左より
埋木製切子玉、コハク製なつめ玉、金の耳輪
変形神獣鏡画像 変形神獣鏡
 
     
     
     
  【武具・武器】

 鉄製武器・武具としては「大刀」「鉾(ほこ)」「刀子」「鉄鏃(てつやじり)」などの武器や「挂甲(けいこう)」(鉄製の小片をとじあわせて作られたよろい)の小札(こざね)などが副葬され、当時の緊張した社会情勢を推測することができます。
 
     
 
大刀   桂甲の小札  
大刀   挂甲(けいこう)の小札(こざね)  
 
     
     
     
  【土器】

 前室からは古墳時代の代表的な土器である「土師器」「須恵器」が見つかっています。

 「土師器」は弥生式土器の技法や感覚を受け継ぐもので、野窯により比較的低温で焼かれているのに対し、5世紀ごろから登場してきた「須恵器」は、穴窯により 1200〜1400度の高温で焼かれたガラス質に近い土器です。

王塚古墳からは「須恵器」として杯類や壺類などが多く出土しています。
 
     
 
須恵器 台付壺   須恵器 坏と蓋   須恵器 堤瓶・高坏  
須恵器
台付壺
  須恵器
坏と蓋
  須恵器
提瓶(さげべ)
高坏(たかつき)
 
 
     
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